今回はCanon(キヤノン)のマニュアルレンズの一つである「NEWFDレンズ」の絞り動作確認方法について説明します。
このNew FDレンズの絞り動作確認方法はちょっと変わっていて、知らないと不良品だと勘違いしやすいのでここでしっかり押えておきましょう!
僕も初めてこのレンズを扱った時には絞り動作不良だと思い、危うくクレームをつけるとこでした(^^; みなさんは気を付けて下さいね。
Canon(キヤノン)NEW FDレンズの特徴
ニコンなどの通常のレンズであれば、レンズ単体でも絞りリングを回せば連動して絞り羽が動きますがNew FDレンズは絞りリングを回すだけでは絞り羽は一切動きません。
なので知らないと不良だと勘違いしてしまうワケです。
New FDレンズの動作確認方法知らなければ、仕入れたNew FDレンズが正常品なのか不良品なのか判断ができず取り扱うことができなくなってしまいます。なのでここでしっかりマスターしておきましょう。
Canon(キヤノン)NEW FDレンズの絞り動作確認方法
それではNew FDレンズの絞り動作確認の手順について説明していきます。
まずNew FDレンズのマウント部分を見て下さい。
New FDレンズは通常の状態だと絞り羽が少し閉じた状態になっています。
この状態で絞りリングを回しても絞り羽はまったく動きません。
カメラに装着した状態であれば動くのですがレンズ単体では動作しません。
レンズ単体で絞り羽の動作確認をする場合にはマウント部分にあるレバーを使って確認をします。
次の写真と手順に従って確認をしてみて下さい。
まず、上の写真の「常に↓方向に引く」とあるレバーを引きながら①の突起をボールペンのような先の硬い物で押します。するとほんの少しだけマウント全体が動きます。
次に②の突起を同じようにボールペンなどで押して、レバーを引くとマウント全体が反転し、絞り羽が開放の状態になります。
この状態でNew FDレンズは絞りの動作確認をしていきます。
絞りを確認するには、まず絞りリングを任意の値まで動かした後、先ほどのレバーを引くことで確認できます。設定した絞り値まで絞り込むことができます。
このようにして全ての絞り値での動作が確認できれば検品は完了です。
最後に絞りの動作確認が終わった後はレンズを元の状態に戻しましょう。
このままの状態ではカメラ本体に装着することができませんので、発送をする際には必ず元の状態にもどしてから発送するようにしてください。
間違ってもそのまま発送してしまわないように気を付けて下さいね。
元の状態に戻すには上記の写真の①のボタンを押しながら、②のレバーを先ほどとは逆向きに押します。すると絞りが開放から少し絞られた状態になるのでこれで元の状態に戻ったことになります。
まとめ
New FDレンズは検品方法を知っていないと不良品だと勘違いしてしまう出品者の方が多いです。
そのため動作品でも不良品として出品されているケースも多いのでお得に仕入れるチャンスにもなります。
もちろん本当に不良の場合もありますが、ごく稀ですので積極的に仕入れていきましょう!
今回の記事ででNew FDレンズの動作確認方法をしっかりマスターしていただいて利益を伸ばしていただければと思います。
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